フリーランスの方が確定申告で難しく感じることは会計帳簿の作成です。どうやったら会計帳簿の作成ができるようになるかお悩みの方も少なくないのではないでしょうか?

会計帳簿の作成にはある程度の知識が必要です。その知識を得るには簿記検定3級を学習することがおススメです。ここでいう簿記検定とは日商簿記のことを指しています。

簿記検定3級を勧める理由

簿記検定3級を理解できれば決算書の構造や会計処理の原理原則が理解できるようになります。会計は実際のお金の流れと異なる部分がありますので、正しい決算書を作成するためにも簿記の知識は必要です。

簿記検定3級は合格するには100点満点の試験で70点以上の点数が必要です。試験は過去問をしっかりといていれば正解できる問題ばかりでひねった問題などはあまり出ません。

しっかり対策をすれば合格できる試験となっています。

検定料も2,850円とお手頃ですし、ネット試験もあるので受験がしやすいのもうれしいですね。

複式簿記がよくわからない理由

複式簿記を初めて学ぶ方はとても複雑なことをやっているように感じるかもしれません。私もそのように感じましたし、最初は何をやっているのかわかりませんでした。

よくわからなかった理由は、一つの取引であっても借方と貸方を記入しなければいけないことにありました。

例えば消耗品を1万円購入した場合を例に挙げて考えます。

消耗品で1万円使ったのだから仕訳は【消耗品 ¥10,000】というのが借方にきます。借方は1万円手元から少なくなっているので【現金 ¥10,000】ですよね。

仕訳で表すと【消耗品 ¥10,000/現金 ¥10,000】ですね。

私は学習を開始した当初次のように感じていました。借方【消耗品 ¥10,000】で1万円使ったのだから貸方は何を記載するのだろう?借方【消耗品 ¥10,000】で現金の減少まで示していると勘違いしていました。

日常生活だと何にいくら使ったをひとまとまりとして考えますが、複式簿記では【何に対して(消耗品】【何を(現金)】【いくら(1万円)】使ったかを分解しなければなりません。

簿記検定3級は独学でも合格できる

簿記検定3級は独学でも合格ができます。市販の問題集でも問題なく学習できます。気になる方は大型の書店に行ってみてください。自分が読みやすい、使いやすいと感じる教材を選んでみましょう。

もし、独学が不安であれば資格試験の予備校で講座を受講するというのも一つの方法です。わからない点は質問することもできますし、最近であればネット上で講義を受けることができるものもあるみたいですので自分に合ったスタイルで勉強することも可能です。

まとめ

フリーランスに限らず経営者や株式投資をするような方には簿記検定3級がおススメです。

学習にそれほど時間がかからないですし、教材も世の中に多く出回っているので学習のしやすさも魅力です。非常にコスパの良い資格ですので興味を持った方は是非勉強してみてください。

◆編集後記◆
もうすぐサッカーW杯ですね。

カナダ戦は負けましたけど本大会は別物なはず。