こんにちは。札幌の税理士の青木です。
独立した税理士のお話を聞くと、勤務先での人間関係がうまくいかなかったから独立をした方や、劣悪な環境から抜け出すために独立した方など少なくないという印象を受けます。
それに対し私が独立直前に所属していた事務所はホワイト企業でした。
ホワイト企業に勤めていた私がなぜ独立したかということについてお話しさせていただきます。
この記事が今後独立を考えている方の参考になれば幸いです。
居心地の良さと成長の速度は比例しない
私が勤務していた事務所は会計事務所の中ではかなり労働環境が良かったかと思います。
従業員は基本的に定時で帰っていましたし、仕事が詰まっていたとしても夜9時まで残るということはほとんどありませんでした。
ちなみに税理士になる前に働いていた事務所では定時で帰る人はいませんでした。(私以外は)
有給も自分が好きな時に取得できますし、直行直帰の判断も自分で行い特に申請なども必要なかったです。
労働環境はよかったこともあり、居心地は良かったのですが、自分自身の成長の速度を上げるにはこのままでよいのかという疑問が湧きました。
生き抜くためのスキルは独立しないと育たない
税理士にとっての成長というのは方向性によって考え方が変わってくるかと思います。
税法に詳しくなるということや、業務の効率化を図るというのも成長と言えるでしょう。
これらについては独立しなくても伸ばせるものといえます。
ただし独立しないと育たないスキルもあります。
例えばブランディングはその一つと言えます。
事務所としてどのようなサービスを提供することができ、それをどう見せるのかということは非常に重要です。
どう見せるかということがうまくできないと差別化が測れないため生き抜いていくことが難しくなるかと思います。
居心地のいいホワイト企業にいたからこそ、会社を良くするためにブランディングを考えました。
しかし、税理士とはいえ一人の会社員でしたのでそれを実践するのは難しかったです。
そうなってしまうと自然に独立という方向に目が向いてしまいます。
変化に対応するためには小回りが効く必要がある
独立した理由のひとつとして、変化に対応するためには小回りが利く必要があると考えたからです。
これだけ変化の激しい時代においては柔軟に対応ができるというのは強みになります。
そのためには自分で意思決定をができる独立というのは非常に良い選択肢ではないでしょうか。
まとめ
今日は独立についてのお話でした。
税理士資格を持ってる人の多くが独立した開業税理士です。
税理士を目指す人の中にも独立を考えてる方は多いかと思います。
独立をする決断というのは非常に難しいものがありますが、私の話の中に参考になるものがあれば喜ばしいことです。
◆編集後記◆
先日訪問したお客様が大型犬を飼っていたのですが、あまりのパワフルさに驚いてしまいました。
犬が目をキラキラさせながら喜んでる姿って癒されますよね。