今日は札幌の税理士の青木です。
ここ最近毎日のように AI についてのニュースが流れていますが、皆さんは AI を使っていますか?
AI は確かに便利ですが過信するのも考えものです。
現時点での私のスタンスとしては AI は物知りな同僚ぐらいな感覚で使うのが良いのではないかと思っています。
なぜなら AI であっても間違えることがあるからです。
専門的なことや、ニュアンスが難しいことを間違えるのは仕方ないとしても、簡単なことでも意外と間違えます。
また、AIは理解や行間をつかむこと、あいまいなニュアンスを苦手とします。
そのためこちらの質問に対して欲しい回答をしない場合があります。
AI は万能ではないです。AIとのやりとりでかみ合わないことは多々あります。
同僚と話をしてても「なんか噛み合わないな」みたいな事もあるかと思いますので、そのような感じでAIとやりとりする方が良いのかもしれません。
簡単な質問でもAIが間違えることがある
Bing に搭載されている AI チャットに次のような質問をしてみました。
「井上尚弥が獲得したタイトルを教えて」
ご存知かと思いますが井上尚弥選手とはボクシングの世界チャンピオンです。
先日バンタム級で4団体を統一したのは記憶に新しいところかと思います。
先ほどの質問に対する AI の回答は次のようなものでした。
バンタム級のタイトルについては全く触れていません。当然、事実と違うのでこの情報は間違いです。
念のため「それ以外はとっていませんか?」と聞いてみます。
知らないと回答がありましたが、Bingは検索エンジンのため4団体統一の情報にアクセスできないはずはありません。
「バンタム級を4団体統一したのではないでしょうか?」と質問したところ次のような返答がありました。
AIは人間の脳と違い、理解をしているわけではないのでこのような間違いが起こるのかもしれません。(なぜ今回間違えたのかはよくわかりませんが…)
世間を騒がせてる AI ですが、簡単な質問に間違った返答をすることがあるという一例です。
このようにAIが間違えるということが起こり得るので、AIの回答が事実であるかということは確認しなければいけません。ファクトチェックは非常に重要です。
質問する場合は繰り返し深堀して聞く
AIとやり取りをしていて「何か噛み合わない」ということはしばしばあります。
その場合は知りたいことに対して別の表現をしたり、知りたいポイントを明確にして質問をし直すなどをすると欲しい回答を得ることがあります。
AI という機械が相手ではありますが、欲しい回答を得るまで人間相手と同様に根気強く質問をしなければいけないこともあります。
「~について教えて」は良くないのかもしれない
BingチャットはAIを搭載した検索エンジンです。そのため「~について教えて」という質問をしてしまいます。
ひょっとするとこのような指示はAI が得意とするものではないのかもしれません。
調べるということについては人間が従来の検索エンジンで調べる方が効率的である可能性があります。(もちろん調べることの量や、調べたデータを集計するなどあればAIに任せた方が良いケースもあります)
なぜなら先ほどのように簡単な質問であっても間違えてしまうことがあるからです。
よりAIを活用するには「調べる」ではなく人間のクリエイティブな作業を補助する方向で活用する方が良いのではないでしょうか?
例えば文章の校正であったり要約などは人間が行うよりも速くかつ人手がかからないのでAIを使うメリットが大きいでしょう。
Chat GPTやBing AIなどが一般の人に普及したのはごく最近のことです。
AIのより良い活用方法はこれからより見つかるのではないでしょうか?
まとめ
AI との付き合い方について現時点での私の考えについて述べさせていただきました。
ただこの考えもAIの進化とともに変化することでしょう。
AI の有効的な活用方法というのを見出すことができれば我々の生活が変わるかもしれません。
◆編集後記◆
今週末はAmazon プライムでボクシングの試合が放送されます。
メインカードは那須川天心選手ではなく寺地拳四朗選手になりました。
ボクシングファンとしては一安心でした。那須川選手は知名度がありますが、世界タイトルマッチの重さというものを反映させてくれたのかなと思います。