今日は札幌の税理士の青木です。

ここ最近チャット GPT に見られるようなAI チャットが注目されています。

今日は Microsoft が提供する検索エンジン 「Bing」 に搭載された AI 機能「 Bing AI」 についてご紹介させていただきます。

Bing AIってなに?

Bing AI とは検索エンジンである Bing のチャット機能のことであり、チャット GPT 4を搭載しています。

ユーザーは普段通りの検索とチャットを同時に使うことができます。

Bing AI は内部知識やBingを使用した検索結果などの情報を使用して適切な回答を行うように作られています。

それに対しChatGPTは、大量のテキストデータから言語学習を行い自然言語処理を用いたテキスト生成が可能な言語モデルです。

そのデータはWikipediaやCommon Crawl(Webサイトから収集されたデータ)などから集めた45TBもの膨大なデータ量となっています。

Bing AIがChatGPTより優れている点

回答のソースを示してくれる

Bing AIは回答の根拠を示してくれます。

このように所得税の税率について質問すると、回答とともにその根拠となるサイトを教えてくれます。

質問した内容について詳しく調べたい場合などには非常に便利です。

最新の情報を反映

Chat GPTはインターネットの最新情報を活用できないという弱点があります。執筆時点では2021年以前の情報しかアクセスできません。(ただし、今後は改良されるかもしれません。)

それに対しBing AIは検索エンジのチャット機能なので最新の情報にアクセスすることができます。

この点がChat GPT と Bing AI の大きな違いと言えるでしょう。

無料で使える

Bing AIは無料で使えます。ただし、Microsoftのアカウントが必要です。

アカウントを持っていない場合は新しくアカウントを作成する必要があります。

会話のスタイルを選べる

Bing AI は会話のスタイルを「独創性」「バランス」「厳密」の中から選ぶことができます。

例えば猫の魅力を教えてという質問をしていますそれぞれの違いを確認していきましょう。

まずはじめに「バランス」で質問をしてみます。

バランスというだけあって納得のいく回答ですね。

続いて「独創性」です。

バランスと趣旨は一緒ですが、表現がよりリアリティがありますね。

ところで最後の1文の「猫」は何を表現しているのでしょうか?

最後に「厳密」です。

「厳密」は他の2つと若干ニュアンスが変わりました。

同じサイトを参照しているのに、このような違いがでるのもAIの面白さですよね。

Bing AIの欠点

連続で質問できる回数の制限

Bing AI は連続で質問できる回数が20回と制限されています。

そのため長いやりとりということができないという欠点があります。

Edgeでしか使えない

Bing AI は Microsoft の製品なのでEdgeでしか使えません。

今後は改善されるかもしれませんが基本的には他のブラウザで使うことはできません。

AIを使う場合ファクトチェックは必須

AI を使う場合何より重要なのはその回答が正しいかどうかを確認することです。

AI は過去のデータの集積により回答しているだけで、質問そのものの意味を理解しているわけではありません。

AI がこのような回答をしたから、「AIが導き出した回答だからこれが正しいのだ」というような思考停止に陥らないことが重要です。

まとめ

今回は Bing AI についてお話をさせていただきました。

AI はこれから発達していく分野だと思うので注目していきたいと思います。

重要なことは発達した AI を人間がどのように使っていくかということです。

今後も AI の便利な使い方を探求していきたいと思います。

◆編集後記◆
ボクシングの村田諒太選手が引退されるそうですね。

オリンピックで金メダルを獲得し、プロでは2回世界タイトルを獲得、最後はゴロフキン選手との統一戦。

これ以上ないボクサーズロードだったのではないでしょうか。

応援していた選手が引退してしまうのは寂しい気持ちもありますが、日本人選手がミドル級でこれだけの実績を挙げたことに対して誇りに思います。