今日は札幌の税理士の青木です。

税理士試験は国家試験の中でも難関資格とされています。

科目合格制で5科目合格しないと税理士になることはできません。

5科目受かるための期間は平均で7年から8年といわれています。

今回は税理士試験について思うことをお話しさせていただきます。

難しいけどゴールはある

税理士試験の科目ごとの合格率はその年や科目によって変わりますがだいたい12%程度のことが多いです。

これを5回繰り返すので、当然5科目合格する人が非常に少ないです。

途中でリタイアする人が非常に多い試験です。

税理士試験の難しいところは試験時間は2時間ですが、きちんと解答しようとすると2時間では時間が足りなくなるという点です。

税理士試験は時間との戦いとも言えます。

税理士試験は確かに難しいですが、受験する日程は決まっているし、正解もあります。(正解はブラックボックスですし、受験予備校によって正解が分かれることもありますが…)

受験予備校も複数あるため、ある意味では対策を取りやすいと言えます。

税理士に正解はない

税理士になると正解はありません。

これは開業税理士であろうと社員税理士、所属税理士であっても一緒です。

どのようなキャリアを積むかは、明確な正解はありません。

業種に特化するのか、オールラウンダーになるのか、プレイヤーになるのか、マネージャーになるのか、どれが正解かはわかりません。

ましてや何を持ってゴールとするかも決まりはありません。

正解がないことを楽しむ

正解がないからこそ面白いという部分もあります。

特に独立後は全て自分で決めなければいけません。

商品メニュー、サービスの質、営業方法、IT ツール、報酬金額など決めなければいけないことは様々です。

これらを決めることが独立の醍醐味とも言えます。

現時点での税理士青木にとっての正解

  • サービスの質を担保するためひとり税理士
    全てのお客様に対し私自身が対応することによってサービスの質を担保します。
  • IT 、フィンテック、AI の活用
    テクノロジーの進歩は目まぐるしいものがあります。
    これらを使わない手はないと考えています。
    特に AI についてはこれからどのように活用していくかという方法について模索していこうと思っています。
  • 税理士が提供できる価値とは
    税務申告書の作成や、会計帳簿の作成指導は当たり前です。
    事業の発展にどれだけ貢献できるかが求められる価値だと考えています。
    会計業務にかかる手間の効率化や財務分析による経営支援などに注力していきます。

まとめ

税理士試験は難関資格ですけれども合格がゴールではありません。

その後、税理士としてどのように活躍していくかの方が重要です。

現在税理士試験を受験されている方は、合格後のご自身の姿をイメージするとモチベーションにつながるのかもしれません。

難しい試験ではありますが、努力を積み重ねれば合格する試験です。

合格すれば間違いなく人生は変わります。