サッカーワールドカップが盛り上がっていますね。ワールドカップに出場している選手ってものすごい努力をしている人たちなはずです。

そんなサッカー選手のキャリア形成から普通の人が学べる事ってたくさんあるんじゃないかと思います。

私自身は若いころにシューズショップで働いていたのですが、そのころの自分はサッカー選手と重ね合わせて物を考えることが多かったです。

強みで勝負しなければならない

サッカー選手は何かしらの特徴や強みが無いと成功が難しいです。

一昔前だと複数のポジションがこなせるポリバレントな選手が求められていましたが、それでも足が速いとか対人能力が強い、プレースキックが上手いなど他より優れている面が必要です。

これはビジネスの世界でも同じではないでしょうか?ビジネスの世界といっても経営者や事業者だけを指しているわけではなく、普通のサラリーマンにとっても言えることかもしれません。

私が大手のシューズショップで働いていた時にはこの点を強く意識していました。

シューズショップでは商品知識に詳しい人、売り場を作るのが上手い人、マネジメントに長けている人など様々です。これらの能力では私は勝負することができないと感じていたため、一番売る人になろうと思い売上で勝負することにしました。

すごい選手でも環境に合わないと活躍できない

サッカー選手は自分の置かれている状況を客観視しなければいけません。

同じポジションの選手と自分の能力を比較することや、周りの選手との相性、監督の戦術に自分はマッチしているのか等を理解していないと活躍することは難しいです。

日本代表で10番を背負っていた名波選手は名選手であることに疑いようがありません。しかし、その名波選手であってもセリエAのヴェネツィアに移籍した際にはあまり活躍できませんでした。

私個人の感想ですが、活躍できなかったのはチームのスタイルとフィットしていなかっただけだと思っています。名波選手とはチームの環境が合わなかったのでしょう。

私自身の話に振り返ります。

売上で勝負すると意気込んだ私でしたが、入社直後は全然売れませんでした。最初に配属になった店舗がファッションビルのテナントで女性客が多いという特性が私に合わないということが主な要因だったのかと思います。

私は女性のファッションに詳しくなく、全然売れませんでした。もうちょっと自分に合ったお店で働きたいと思いながら働き続けて半年が経過するころに人事異動により他の店舗に配属されることになります。

それまでと違う環境で働けることに喜びを感じたことを覚えています。

上手くいかないときは戦い方を変える柔軟性が必要

チーム内に同じポジションで強力な選手がいる場合や自分の能力や適性等によりポジション変更を余儀なくされる選手もいます。

内田篤人選手や長友佑都選手は元々は別のポジションでしたがサイドバックにコンバートしています。内田篤人選手については高校時代右サイドハーフでしたが高校2年生の時に相手を抜けきれない、ボールをうまくもらえないという理由から壁を感じてサイドバックにコンバートしたそうです。

ポジションのコンバートに限らずうまくいかない時の対応をサッカー選手は求められます。

私自身の話に戻ります。

売れる販売員は人懐っこくて、話してて面白くて、底抜けに明るくて、コミュニケーション能力の高い人というイメージはありませんか?

私はどれにも当てはまりません。見ず知らずの人と初めてあって楽しく話すっていうのはハードルが高いと感じます。もちろんそれができる人もたくさんいます。

それができない私が売上のためにやったことは、自分の接客の数値化です。

入店人数→声掛人数→試着人数→購入人数の順に人数が少なくなります。この人数を毎日カウントしていました。

声掛の人数の多さは自分の視野の広さを、声掛から試着への割合はアプローチのうまさ、試着から購入への割合は商品の良さを伝える力を表しています。

アプローチの際にはどれだけニーズをくみ取ることができるかに注意し、お客様に伝える商品知識はそのニーズに絡めて説明をしていました。

そのような工夫を繰り返していると気づけば売上が店舗NO1になっていました。

明るくコミュニケーション能力が高くなくても戦える方法はいくらでもあります。

まとめ

サッカーワールドカップが盛り上がっているので、それに絡めた話をさせていただきました。

20代の頃はサッカー選手が成長していく過程に刺激を受けていたものです。

エリートではない長友選手がインテルでプレー姿や、中田英寿選手や中村俊輔選手が海外で活躍する姿には興奮したものです。

カタールワールドカップでは日本がドイツに勝利するなど番狂わせが起きていますね。非常に面白い大会です。

個人的にはストイコビッチ監督のセルビアに頑張ってほしいです。

世代的にストイコビッチ、ロベルトバッジョ、マヌエルルイコスタのようなファンタジスタが非常に好きです。

◆編集後記◆

電帳法はどうなるんでしょうかね。インボイスもそうですが途中でルールを変えすぎると混乱が起きますよね。