井上尚弥選手の次戦が決定しました。かねてから対戦の期待が高かったスティーブンバトラー選手との試合です。

バンタム級の主要4団体のタイトルを統一する試合で、井上選手が勝てばアジア人初の4団体統一王者となります。

統一戦をするバトラー選手には尊敬の念を抱いてしまいます。強い選手に逃げずに戦う姿勢は素晴らしいですよね。

バトラー選手は前から対戦を希望していた

過去のインタビューによるとバトラー選手は井上選手がWBOスーパーフライ級タイトルを保持していたころから対戦を希望していたようです。

井上選手はスーパーフライ級の時も強かったですが、バンタム級に階級を変更してからまさに怪物的な強さを発揮しています。その強さを理解したうえで戦うバトラー選手の心意気に感服してしまいます。

バトラー選手が勝てなかったエマヌエル・ロドリゲス選手に井上選手はKO勝ちしています。しかも勝ち方が衝撃的なボディブローでしたので非常に印象的でした。

ボクシングに3段論法は通用しないことは承知しておりますが、バトラー選手にとって今回の試合は分の悪い試合であることには違いありません。

ボクシングは誰と戦うかに価値がある

ボクシングはタイトルも重要ですが、誰と戦うかも重要です。ロマチェンコ選手と戦った中谷選手や、ミゲール・コット選手と戦った亀海選手なんかはある意味タイトル以上の試合をしたと思います。

なにより、観ている側としてはひょっとしたら勝てるのではないかという期待感を込めていますので選手に対する感情移入の度合いが変わります。

ひょっとしたらイギリスの人たちは井上選手との試合をそういった感情で見るのかもしれません。

試合予想

試合予想は井上選手のKO勝ち。恐らく4ラウンド以内に試合が決まるのではないでしょうか?

井上選手は舞台が大きくなればなるほどパフォーマンスが上がるので今回の試合も絶好調で試合に臨むでしょう。

4団体統一後、Sバンタムでも統一路線

井上選手は4団体を統一後はスーパーバンタム級に階級を上げると噂されています。

スーパーバンタム級はWBC,WBOについてはスティーブン・フルトン選手、WBA,IBFについてはムロジョン・アフダマリエフ選手がタイトルを保持しています。両者による4団体統一路線が予想されます。

フルトン選手は井上選手と試合をしても構わないと発言しています。体のサイズの関係で井上選手がスーパーバンタム級で通用しないと主張しています。

井上選手がバンタム級を統一→フルトン選手がスーパーバンタム級を統一→両者が対戦

このような流れになったらおもしろいですよね。しかし個人的には井上ーアフダマリエフ戦も観てみたいです。

まとめ

バトラー選手の心意気は素晴らしいですね。その勇気に感情移入してしまいます。

井上選手が勝った場合、スーパーバンタム級戦線も目が離せません。

12月13日は井上選手を応援します。

◆編集後記◆
近所のシャトレーゼにいったらクリスマスケーキの文字が、もうそんな季節なんですね。