先日ダイバーシティ&インクルージョン(D&Iと略します)のセミナーを受けてきました。

いろいろ思うことがあったのでお話させていただきます。

D&Iって何?

「D&Iっていったい何?」セミナーを受ける前は私もそう感じていました。

ダイバーシティ=多様性
インクルージョン=包括、一体性 

D&Iとは人々の多様性を認め合い個性を活かしあうこととされています。

ダイバーシティというと性的少数者や宗教などがイメージしやすいですが、主義や志向だけでなくがんサバイバーやヤングケアラーなどその人自身ではどうしようもないことも多様性に含まれます。

D&Iとは、今の時代は個人個人の持つ背景が様々だから一つの価値観だとお互いがわかりあうことが難しいかもしれない、お互いの事情を尊重して住みやすい世の中にしようという考え方だといえます。

D&Iが企業にとってなぜ重要か

企業にとってD&Iの促進は重要です。なぜなら人材の採用に影響があるからです。D&Iが推進されている会社は多様性を受け入れているため従業員にとって働きやすいです。かつてであれば「普通」と考えられていたものであっても、これからは「普通」というものがなくなるかもしれません。

宗教、人種、文化が違う人が集まって働く、健常者の中に障害者が働く、このようなことがあたりまえになるでしょう。そういったなかで「普通」を定義するのは難しいですよね。

従業員それぞれが抱えているものが違うというのが「普通」になっていくでしょう。それぞれが持つ背景を配慮する会社であれば、従業員が力を発揮することができ、優秀な人材も集まることでしょう。

中小企業こそD&I促進を取り組んでみては?

中小企業こそD&I促進に取り組んでみてはいかがでしょうか?

どの業界でも人材不足に嘆いています。給与面での待遇を上げることは難しいかもしれませんが、多様な価値観、働き方を認めるということならできるかもしれません。

人々の持つ背景が多様化する社会というのは今後も加速するものでしょう。中小企業でD&I促進を行っている企業というのはあまり聞いたことがありません。それだけにほかの企業より一歩進んだ取り組みを行えることでしょう。

D&I促進は大企業だけの者でなくなる時代はそう遠くないかもしれません。

まとめ

多様性について考えさせられることが非常に多いです。

目に見えない問題を抱えている人はどうすればいいのか?その人が問題を抱えていると打ち明けることができる環境でなければいけません。問題を抱えているのが明らかになると会社の評価が下がるから打ち明けられないそんな人もいるのかもしれません。

しかしそのような状態が良いとは言えないですよね。従業員が抱えている問題を理解したうえで力を発揮してもらえるほうが企業にとっても従業員にとってもよいのではないでしょうか?

D&I促進は今後の世の中の流れになることでしょう。

◆編集後記◆
ここのところ寒かったので自転車に乗れていなかったです。
久しぶりに乗るとやっぱり気持ちいいですね。