11月3日に韓国で行われたボクシングの試合。スーパーバンタム級10回戦、赤穂亮対ジョンリエル・カシメロの一戦についての感想を述べさせていただきます。

赤穂亮選手は横浜光ジム所属で過去2回の世界挑戦経験がある36歳のベテランボクサー。2015年に世界挑戦に失敗して以後、13連勝中でつかんだビッグマッチです。

対するジョンリエル・カシメロ選手は元世界3階級王者。ここ最近は胃腸炎により試合を中止したり、イギリスでは禁止されている減量中のサウナを使用して王座を剥奪されるなど不運が続いている中2021年8月以来の試合です。

どちらも好戦的なスタイルで型にはまらないボクシングが魅力です。タイプが似ている両者の試合を楽しみにしていた人は多かったのではないでしょうか。

結果はノーコンテスト

私は世界戦と同じくらい楽しみにしていましたが、結果は2ランド途中でカシメロ選手が放ったパンチが赤穂選手の後頭部に当たったことにより試合が中断。

ダメージを負った赤穂選手の回復を待ちましたが、赤穂選手は椅子に座ったまま立ち上がることができず試合終了。

開催地である韓国のローカルルールによりノーコンテストとなりました。

ラビットパンチ以外も効いていたのでは?

後頭部を殴るパンチをラビットパンチといい、ボクシングにおいては反則です。

今回の試合はラビットパンチにより試合続行不能ということですが、赤穂選手はカシメロ選手の正当なパンチでのダメージもあったのではないかと感じました。

もちろんラビットパンチもあったのですが、赤穂選手が頭を下げていたためカシメロ選手のパンチがラビットパンチになるのは致し方ない部分もあるのではないでしょうか?

すくなからずカシメロ選手の故意でのラビットパンチではないでしょう。

日本と世界の差を感じた

日本国内で連勝していた赤穂選手ですが、カシメロ選手との試合は残念な結果に終わりました。

今回はノーコンテストでした。仮に再戦したとしてもなかなか難しいのかなと感じました。

国内ではKO勝ちも多く圧倒する試合もありましたが、日本国内と世界では大きく差があるということを実感した試合でもあります。

カシメロは強かったと思える試合

カシメロ選手は今回の試合に向けての練習があまりできなかったそうです。

しかし、試合内容をみればノーコンテストではありますが圧勝といってもいい内容です。

3階級制覇チャンピオンは伊達ではありませんね。

まとめ

今回の試合はいろいろと残念でしたね。日本人選手が世界で戦うことの難しさを感じました。

カシメロ選手は今後スーパーバンタム級でどんなキャリアを積んでいくのでしょうか?今回の試合内容は圧勝でもノーコンテストですし、戦前に描いていた赤穂選手に勝って井上尚弥選手と戦うというプランは難しいでしょうね。

◆編集後記◆
サッカー日本代表がクロアチアに負けてしまいましたね。

久保選手がいたら変わっていたのかもなどと思ってしまいました。

今までのワールドカップで一番面白い大会でした。

ベスト8が出そろいましたがどこの国が優勝するのか楽しみですね。