税理士試験に合格した方のほとんどが受験予備校に通っています。
ここでいう受験予備校に通うというのは通信講座を含みます。
受験予備校に通わずに税理士試験に合格したという話はあまりきいたことがありません。
税理士試験における受験予備校の大手は大原とTACです。
私は大原に通っていたこともありますし、TACに通っていたこともあります。
科目によって変えていました。
両方とも毎年合格者を輩出していますし、どちらが受かりやすいというのはあまり差はないでしょう。
ただ、それぞれ特徴があるので相性はあります。
今回は税理士試験において大原とTACどちらがいいのか私の意見を述べていきます。
大原の特徴
- 直前期の問題が良い
- 理論が簡略化されている
- 専門学生が多い=雰囲気がまさに学校
直前期の問題が良い
直前期の問題が良いです。
特に5月から行われる実力判定模試(実判=じっぱんと呼んでいました)は良いです。
科目によって4回又は6回行われます。
計算は非常に網羅性が高く、私は実判の計算問題を繰り返し解きました。
何度も解いて満点に近い位になるまで解きました。
実判は難易度が高くないのですが、税理士試験に合格するためには
簡単な問題をとりこぼさないことが重要なので学習の効果は高いです。
理論が簡略化されている。
理論については大原は簡略化されている傾向にあります。
簡単な言葉で書かれているので覚えやすいですし、文章の量も抑えられています。
専門学生が多い=雰囲気がまさに学校
大原は専門学校なので当然に専門学生が多いです。
税理士講座以外の専門学生もたくさんいるので朝や昼はにぎやかです。
ただし、税理士講座に関しては、専門学生の受講者は徐々に人数が減っていきます。
税理士試験を途中でリタイアしてしまうみたいです。
9月には座席が足りない位の学生がいても
12月には半分になり、4月にはさらにその半分になり
直前期には数えるほどしか学生がいないなんてこともありました。
TACの特徴
- 講師の方のが自作のレジュメを配布
- 理論が本来の条文に近い
- 自習室と休憩室の設備が整っている
講師の方が自作のレジュメを配布
講師の方の個性が授業に反映されます。
自作のレジュメを配布していましたし、教え方もそれぞれ自由度がありました。
そのため、同じカリキュラムであっても教室で受ける講義と映像通信では内容が違います。
(現在は違いがないようにやっているかもしれませんが私の時は違いました。)
良くも悪くも講師にクセがあります。
なので相性の良い悪いは多少あります。
理論が本来の条文に近い
理論が本来の条文に近いです。
もちろん固い表現が多いので少し覚えずらいです。
しかし、理論はより正確な表現のほうが得点を得られると思いますので
覚えられるのであれば条文により近い表現のほうがよいでしょう。
自習室と休憩室の設備が整っている
自習室はたいてい空いているので広々使えました。
また、計算用紙も用意されていたので、非常に助かります。
休憩室には電子レンジがありお湯も沸かすことができました。
私がTACに通っていた理由は正直ここにあります。
大原に向いている人
- 基礎的な問題を重視している方
- 理論を覚えるのが苦手な人
TACに向いている人
- 自習室を長時間使う人や、試験に専念している方
- 理論を条文に近い形で覚えたい人
まとめ
税理士試験をうけるにあたり受験予備校を選ぶのは迷うところです。
ご自身にあった選択をすることが望まれます。
大原であってもTACであっても努力をすれば必ず合格します。
正しい努力と習慣が合格の近道といえます。
◆編集後記◆
伊坂幸太郎のフーガはユーガを読了。
やはり面白い。
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