昨日は税理士試験の合格発表でした。

今回官報合格された方、おめでとうございます。
これで人生が変わりますね。

話は変わりますが、税理士試験の難易度は高いです。
そのため税理士試験に1科目も不合格にならずに官報合格する方は非常に少ないです。

私ももちろん不合格を経験しています。

自己採点ではボーダーラインを越えていたのに不合格だったときは
不合格通知をみて一時間動けなかったことは今では想い出の一つになっています。

やりたいことを我慢し、休日をとることもせずに受験勉強に臨んだ税理士試験。
不合格の通知を受けて「次、がんばろう」とすぐに切り替えることは大変難しいです。

今回は税理士試験を再度受験するかについて私なりの考えを述べていきます。
税理士試験を受験されるか悩んでいる方へ参考なることがあれば幸いです。

モチベーションはあるか

税理士より楽な仕事は世の中にたくさんあります。
そして、税理士より稼げる仕事もたくさんあります。

そういった中で時間をかけ、やりたいことを我慢してまで税理士試験を受ける価値があるのでしょうか?

なにが税理士試験を受けるモチベーションになっているかを考えましょう。
人それぞれ違うはずです。

私が受験していた際に感じていたことは以下のことです。

・頭を使う仕事に就かなければ年をとってから後悔するのではないか?
・ここで逃げたら一生残る、逃げなかった証がほしい。
・他の人にできたのだから自分にできないわけがない。

改めてみると自分本位なことばかりです。
内容も崇高なことや立派なものはありません。

ただ、自分の中でのモチベーションになるもの、軸になるものは必要です。

税理士試験に合格すると人生が変わる

税理士試験に受かると人生が変わります。
もちろん良い方向に。


私は税理士試験に合格してよかったと思っています。

・お客様の期待値が上がる
・お客様に対して安心感を提供できる
・難関資格から逃げなかったという自信がつく
・社会的な信用が得られる

もちろん、キャリア形成にも収入にも大きな影響があります。

税理士試験はなぜあるのか?

税理士試験がなぜあるのか?

そのような疑問を持っていました。

試験では書籍の持ち込みはできません。
もし、税理士試験に書籍の持ち込みが認められれば
理論暗記は不要になり、税理士試験の難易度は大きく変わるでしょう。

しかし、実務では書籍を使って構いません。

実務と試験の乖離があるので税理士試験の意味合いはなんなのかを考えていた時期があります。

私は、「試験は税理士という仕事への本気度が試されている」と結論付けました。

なぜ、ツライ思いをして受験するのか?
受験から脱落した人が遊んでいるとき、なぜ自分は受験予備校に通うのか?
もっと楽な仕事もあるのに、なぜ勉強するのか?

それは自分の本気度が試されているのです。

税理士になると決める

これから税理士試験を受験される方の中には
「合格できたらいい」や「絶対合格する」と思っていることも多いでしょう。

もちろんその思いは間違っていません。

ただ、私がおススメするのは
「税理士になると決める」ことです。

重要なことは決めることです。

税理士試験を受験される方は頭がいい方ばっかりです。
みなさん合格率や模試の成績などのデータ分析をし
情報収集に余念がないです。

税理士試験に限っては情報収集にはデメリットがあります。
それは自分に有利な情報はないということです。
あったとしても本試験でその通りになるか不確定です。

税理士になると決めてしまえば模試の成績が悪かろうと
自分に不利な状況であろうと突き進むしかなくなるので
精神的に揺らいだりブレたりしなくなります。

精神論に過ぎないですが、自分の持てる力を全て発揮するには精神状態は重要です。

まとめ

今回は税理士試験に不合格だった場合について述べていきました。

精神論についてしか述べていないですが、不合格だった科目を再受験するのは精神的にかなりきついです。
もう一年同じことを繰り返すのですから。

税理士試験は頭の良さで勝負が決まるものではないです。
時代に合わないかもしれませんが精神論は重要です。

精神状態を整える、生活習慣を見直す、これだけでも合格には近づきます。

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◆編集後記◆
井上尚弥選手8RTKO勝ちと立派な結果なのに一部では苦戦とか言われちゃいましたね。

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